iMX515購入&使用感レポート

Android OS 2.2環境(というよりAIR for Android)が動作する環境が欲しかったので
iMX515という中国製Androidタブレット(いわゆるaPad)をヤフオクで落札しました。

iMX515

スペック

OS Android 2.2
CPU Freescale IMX515 800MHz ARM Cortex A8
メモリ 512MB
内蔵メモリ 4GB
液晶 8インチ 感圧式タッチスクリーン(マルチタッチ非対応) WVGA 800*600px
外部端子 microSDHC 3.5mmオーディオジャック
バッテリー 3900mAh
サイズ 209×161.5×14mm
重量 約480g
その他 Androidマーケット接続可Flash Player 10.1対応USBホスト機能あり

よいと思ったところ

  • さすがは中国製品なので価格が安かったです。私は13,000円ほどで落札しました。一般のオークション相場は15,000円ほどのようです。
  • 安価のわりにメモリが512MBも積まれています
  • 8インチで非ワイド(4:3)なので、10.1インチのタブレットと比べて、電車の中や寝ながら電子書籍や動画をみるのにちょうどよいサイズ&重量だと思います。
  • Androidマーケット対応済み。知らない人がいるかも知れませんが、aPadではAndroidマーケットに接続できない(アプリが入っていない)ケースもあるので、わざわざ「マーケット対応済み」と書いてあるショップもあります。
    • たとえば、国産マウスコンピュータのLuvPadAndroidマーケットに接続できないと公式サイトに書かれています。
  • Flash Player 10.1対応済み。Android版Flash PlayerはAndroid OS 2.2でないと動作しませんが、Android OS 2.2のタブレットだからといってFlash Playerが動作するわけではありません。(CPUごとに最適化されたFlash Playerがある)
  • USBホスト機能があります。つまり、USB機器を接続してAndroid側で利用できます。たとえば、USBメモリBluetooth、最新のファームウェアではUSBカメラがサポートされました。

残念なところ

  • 中国製品ゆえの(?)の不安定さ。無線LANがつながらない、マーケットで検索できないアプリがある etc
    • ただし、こういう不満を調べながら1つずつ解決していくのがaPadの楽しみでもあります(ポジティブすぎ?)
  • 電源ボタンがスライド式(ON-OFF)
    • 電源を切るときはOFFにスライド。すると電源が切れるのかと思いきや、「携帯電話の電源を切ります」のダイアログが表示されて、「OK」でようやく電源が切れるという仕様です
    • スリープはどうやるんだ?と思うかも知れませんが、ON→OFF→ONとすばやくスライドするとスリープできます。
      • ただし、フリーズしますorz ファームウェアのアップデートによる改善を待つしかありません。
タッチパネル

タッチパネルが感圧式(つまり圧力でタッチを感知する方式)なのでiPhoneなどの静電式比べると使い勝手が劣ります。コスト面を考えるとしょうがない部分でもあります。

逆に、ボールペンなど圧力をかけられるものなら何でもタッチペンとして利用というメリットもありますが。(iPhoneなどの静電式のタッチパネルは、先端が特殊加工されたスタイラスでないと操作できません)

ただし、感圧式であることを差し引いても、タッチ精度がイマイチです。特にゆっくりとスライドする場合。
ロングタップ(長押し)するときはさらに致命的で、プルプルと震えてしまいます。

iMX515 タッチパネル精度テスト ゆっくり移動した場合

すばやくスライドさせるときも多少ブレますが、まぁ許容範囲内だと思います。。
iMX515 タッチパネル精度テスト すばやく移動した場合

タッチパネルの精度については、個体差があるらしいです。私のiMX515は”ハズレ”ですかね。。

まとめ

個人的には値段のわりに十分遊べるデバイスだと思いますが、中国製品ゆえの難点が数多くあるのも事実です。そのあたりを楽しめる人で、iMX515が安価で手に入る状況であれば、おススメできる製品だと思います。